ハンドメイド作家さんたちで、もっと副業として販売していきたいけど、具体的にどうやって作品を知ってもらえばいいいのか?minne(ミンネ)などのハンドメイドWEBサイトには登録したものの、なかなか見てもらえてない。という方に、今回は各SNSの特徴とSNS選びのポイントをお教えいたします。
私自身もハンドメイドでの販売を行う中で、SNSでの集客というのかかなり大きな割合を占めており、SNSナシではお客さんに見てもらう機会を作ることは非常に難しいでしょう。。
まだSNS活用ができていない。という方は、この記事を通じて、各SNSの特徴とどのSNSで情報発信をしていく方が良いのかという検討材料にしていただければと思います。
どんなSNSが?
現在、国内で主流なSNSといえば、Twitter、Facebook、Instagram、そして、TikTok。
※Facebookについては、ビジネスマン層が多く、ハンドメイド販売へのアプローチとしては、直結しづらいため、説明は省略させていただきます。
Twitterは140文字以内のテキストに加えて、画像や動画が投稿できるSNSプラットフォームです。特徴はトレンド性が高く、リツイート機能によるシェアで拡散性が高い媒体です。また、検索機能のトレンドを見ると、閲覧時点でどんなトピックが賑わっているのか瞬時に確認することができます。また、トレンド性が高いため、タイムラインと呼ばれる投稿では、時間経過とともに投稿自体が埋もれてしまうため、過去の投稿を遡ることが難しいため、気軽に情報発信ができることも特徴です。
ハンドメイドにおける情報発信としては、完成した作品の写真紹介はもちろんのこと、URLによるリンクも掲載できるため、ハンドメイドサイトでの発売情報も発信できます。また、テキストだけでも投稿できるため、制作活動の模様や、制作時の悩みなど、日常の情報発信を行うことで、作り手さん自身へのファンを作ることができます。
こんな人におすすめ!
・文章を書くのが好きな方
・日記感覚で作る過程を都度発信できる方
・自分自身のキャラクターや個性を活かして、ご自身の魅力もPRしたい方
Instagramは画像や動画に加えて、キャプションと呼ばれる文章で情報を発信するSNSプラットフォームです。Twitterと異なり、テキストだけでの発信はできないため、画像または動画素材が必要となります。プロフィールページに表示されるフィード投稿では、3マスごとに自身の投稿が一覧で確認できるため、アーカイブとして、自身の投稿記録をすぐに見ることができるのも特徴です。
また、ライブ機能やショッピング機能などハンドメイド販売へ直結させることもできますが、拡散性としては弱いため、一定数のフォロワー数がいない限りは、なかなか販売へ直結させることが難しい媒体でもあります。(※ショッピング機能では、Facebookとの連携が必須のため、Facebookアカウントが必要になります)
ストーリーと呼ばれる縦型の投稿では、24時間で投稿が消えるため、Twitterのような細かな情報発信も可能です。ストーリー投稿時には、素材画像または動画が必要となるため、Instagramの各機能では素材画像または動画が必須となります。そのほか、リールと呼ばれる最大60秒の縦動画の投稿・視聴ができる機能も実装しており、非フォロワーのおすすめ欄にも表示されるため、そこで新規のファン作りを行うことも可能です。
こんな人におすすめ!
・写真や映像を撮影するのが好きな方
・作品の写真を蓄積することで、自身の作品の世界観を作っていきたい方
・20~30代の方を販売対象とするハンドメイドを行なっている方
YouTube
YouTubeはご存知も多いかと思いますが、動画共有サイトです。ハンドメイド作家さんたちにとって、YouTubeを活用した販促は、非常に難しいでしょう。なぜなら、企画(何を?)・撮影(どう撮る?)・編集(どう見せる?)という作業時間とスキルが必要で、映像を通じて、作品を知ってもらえる可能性は低いことと時間に対しての効率が非常に悪いため、おすすめしません。
活用方法としては、ハンドメイド作家さんが他の作家さんに向けた、作品の作り方や手順などを細かに説明するものであれば、YouTubeでの映像コンテンツで紹介するやり方はあります。(=販売には直結しませんが)
こんな人におすすめ!
・TwitterやInstagramでのフォロワーを多数かかえており、今後は作り手として他のハンドメイド作家さんへ作り方の情報発信を行っていきたいと考えている方
TikTok
TikTok
は近年、若者を中心に注目を集めている、15秒から1分ほどの短い動画を作成/投稿できる、短尺動画プラットフォームです。
TikTokの魅力は、フォロワーが少なくても動画をアップすると、その動画に対して興味がありそうなユーザーへおすすめとして表示される仕組みになっているため、始めたばかりの方でもある程度の効果を見込むことができるんです!
例えば、ハンドメイド作品ができるまでの過程をタイムラプス等で撮影し、#ハンドメイド #手作り などのハッシュタグをつけてアップすると、ユーザーの中でハンドメイドやモノづくりの映像を普段からよく見ているユーザーへお届けしてくれます。
もちろん、動画編集のスキルについては、YouTubeと比較するとスマホだけで編集が完結できる仕様にはなっていますが、見え方や映像の構成などは考えて作る必要があります。編集時間がかかるため、TwitterやInstagramのように多数のコンテンツをどんどんアップしたい方にはおすすめしません。ですが、フォロワー数に紐づかず新規の方に情報を届けれるため、映像作りが好きな方はぜひTikTokへ挑戦してみてはいかがでしょうか。
TikTok上でハンドメイド情報を発信している様子はこちらをご覧ください。
こんな人におすすめ!
・動画撮影・編集が好きな方
・まずは自身の作品を目に触れてもらえる人数を増やしたい方。
・10代〜20代前半の方をターゲットにしたハンドメイド作品を販売している方
まとめ(大事なこと)
以上、本日は4つのSNSプラットフォームについて紹介させていただきましたが、特に初心者の方におすすめのSNSは、TwitterまたはInstagramです。
ハンドメイドの作品テーマが固まっている方や、すでに一貫性を持った世界感の作品をお持ちの方は、Instagramをおすすめします。一方、Twiterではよりきめの細かな情報発信ができるため、日記として、今後文章を描いていきたい方やメモとして、当時の自分自身の記録としても活用いただけます。
また、SNS運用において、一番大事なことは継続して発信し続けることです。自分自身がこれなら続けられるかも。というやり方で持続的に発信していくことが、ファンとの繋がりを広げていく重要な視点です。
どちらもSNSの特性にあわせた運用を心がけることで、作家さん(作品)へのファンを増やしましょう。そして、集客ツールとしての発信力を強化することが、販売促進のプロモーションになっていきます。
ぜひ、この記事を参考にして、ハンドメイド作りとあわせてSNS運用にも力を入れていきましょう!